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海外進出・販売における詐欺とその対策方法とは?
海外進出・販売における詐欺とその対策方法とは?
ビジネスを海外にも広げ、販売を行うときに気をつけたいことに「詐欺」があります。せっかく商品が売れたと思っても、残念ながら買い手に何かしら企みがある場合も。
国内ビジネスと違い海外販売ならではの詐欺の手口も存在します。被害を防ぐために、まずはどのような手口やリスクがあるのかを知っておきましょう。その上で詐欺の被害を防ぎ安全に海外販売を行うための対策法を紹介します。
返金を要求する詐欺
こちらは大きく分けて、次の2つのパターンがあります。
「商品が届いていないから、返金して欲しい」
商品が届いていないという詐欺です。もちろん、配送先の国によっては配送事情から時間がかかることがあります。
詐欺に限らず、「届かない」というトラブルを避けるためにも、発送の際、トラッキング(追跡)機能を使って商品の配送状況を常にチェックしましょう。配送状況がわかるので、商品が無事にバイヤー(購入者)に届いたか確認することができ、詐欺やリスク対策としても有効です。
「商品が破損しているから、返金して欲しい」
商品が壊れているという詐欺です。海外の配送事業者は、荷物を丁寧に扱わないこともありますが、実際には壊れていないのに「壊れている」といいはるケースもあります。もちろん、荷物が破損してしまうケースもあるので、できるだけ丁寧な梱包を心がけることは重要ですが、詐欺を防ぐためには梱包状態を写真に記録しておいてください。クレームが入ったら、商品の破損だけでなく梱包の傷の有無についても確認し、できれば写真も送ってもらい見比べるようにします。
この対応をするだけでも、詐欺の場合はクレームを取り下げる可能性があります。
返送に関する詐欺
商品に不具合があった場合は、商品を返送(返品)してもらうことになりますが、その際に起こりうる詐欺に次のようなものがあります。
返送された箱の中身が空、あるいは配送した商品とは別の商品や石などの適当なものを詰めて返送してくる手口です。
商品を発送する際は、破損詐欺と同様商品内容と梱包の状態がわかるように撮影した写真を撮影しておきましょう。
これだけでもトラブルや危機回避に大いに役立ちます。さらに返送時の写真も撮影して、証拠として記録しておきましょう。
また住所などの情報が書かれた伝票は、コンタクトが取れなくなった時に追跡する手がかりになるので、必ず保管しておきましょう。
丁寧な対応を心がけましょう
このように軽いものから悪質なものまで、詐欺の種類はさまざまです。海外ビジネスにおいては詐欺についても、ある程度想定したうえで、売り手として常に丁寧な対応を心がけ安心して安全な海外販売を行いましょう。
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